開催趣旨
北海道の相談支援はモヤモヤ。
今年度も報酬改定からスタートした中で、利用者への支援を考えながら、どこかでお金のことも考えながら日々を過ごしていることと思います。
収入を得て経営することは必要なことだとわかっていますが、一方で何かもの足りない、なんとなく違うんじゃないか、サービス調整だけになってしまっている、など相談支援の立ち位置はどこなんだろう?と立ち止まってしまうこともあります。
きっと、色々なことにモヤモヤしているのが相談支援の現場ではないでしょうか?
今回は、そのモヤモヤを晴らすために、先駆的に相談支援を実践されてきた方々をお招きし、制度やサービスのない中から相談支援を継続してきた実践について振り返りながら、私たちの実践について見直し相談支援の温故知新を考える機会としたいと思います。
もしかしたら、モヤモヤが深まるかもしれませんが、普段相談支援を実践されている相談支援専門員が集まり、みんなで語り合う機会とします。
日 時
令和6年(2024年)10月18日(金)13:30~17:30(12:30受付)
令和6年(2024年)10月19日(土) 9:00~12:30
会 場
札幌市教育文化会館( 北海道札幌市中央区北1条西13丁目)
*札幌市営地下鉄東西線「西11丁目」駅、1番出口から徒歩5分
*市電「西15丁目」停から徒歩10分
*研修についての会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
内容
【1日目】10月18日(金)
①基調講演 13:40~15:10
「温故知新 ~相談支援の今までとこれから~」
門屋充郎 氏(NPO法人十勝障がい者支援センター理事長 日本相談支援専門員協会名誉顧問)
計画相談ができる前は、障がいのある方やご家族が適切な支援をうけて地域生活を送るために、どのように支えてきたのでしょう。今のように障害福祉サービスや制度が充実する前の相談支援は制度を作ったり、つなげたり、ないところから創造してきたと思います。では、今はその頃に比べて選択肢は増えて、地域生活を支えるための制度の基盤ができてきましたが、何か違ったり、何かが足りなかったり、満たされなかったり、モヤモヤした中で地域生活を支える相談支援の展開をしていませんか?今回は障がい者福祉に先駆的に取り組まれてきた講師から、どうも晴れ晴れしない相談支援について、過去から学び未来へつなげられるように振り返りと再構築について学ぶ時間とします。
②グループワーク 15:20~16:30
テーマ「みんなが抱えている各地域での相談支援のモヤモヤ」
基調講演を聞いた内容をもとに、北海道・東北の各地域から集まられた方と、グループワークを行います。日々の実践について話をしながら、実践しているフィールドで感じている相談支援専門員のモヤモヤ感について出し合い、理解しあう時間とします。
③トークセッション グループワーク全体共有 16:40~17:30
テーマ「グループワークからみえた相談支援のモヤモヤ~北海道東北ブロックのモヤモヤをこれから日々の相談支援にどうつなげていくか」
語り手:北海道・東北ブロック相談支援専門員協会代表の方々
進行:金子一也 氏(北海道相談支援専門員交流会 会長)
北海道東北ブロックの各代表に登壇いただき、グループワークで話し合った内容をもとに話し合います。これから日々の相談支援にどうつなげていくか、これからの相談支援について皆様ともに考えていきたいと思います。また、北海道・東北各地での相談支援でのモヤモヤについて、掘り下げたいこと、疑問に思ったことなどトークセッションで解消できないモヤモヤ感を翌日の鼎談へつなげていきます。
※一日目終了後、懇親会(会費5,000円程度/19:00頃の開始予定)を予定しています。会場(札幌市内会場周辺を予定)は別途ご案内します。
【2日目】10月19日(土)
④鼎談(9:10~10:40)
テーマ「相談支援の実践~モヤモヤした相談支援から伝えたいこと」
大久保薫 氏(社会福祉法人あむ理事 札幌学院大学特別任用教授)
大友愛美 氏(NPO法人ノーマライゼーションサポートセンターこころりんく東川 副代表理事)
日置真世 氏(NPO法人地域生活支援ネットワークサロン 代表理事)
制度やサービスのなかったことから相談支援を実践してきた方々から、相談支援の実践の苦労や思いについて語ってもらいます。その中で、前日グループワークで出し合った掘り下げたいことや疑問に思ったことなど、残ってしまったモヤモヤ感について3人からご意見をもらいながら、大切にしていきたいことについて考えていきます。そして、大切な相談支援専門員の人材育成の観点から、今まで北海道の法定研修を企画実施しリードしてきた3人から、北海道の法定研修についても思いを語ってもらい、北海道・東北ブロックでも共有していきます。
⑤グループワーク round1 (10:50~11:30)
テーマ『研修会から学んだこと~モヤモヤを乗り越える相談支援専門員になるために』
2日間の日程の中で学んだことをグループワークで振り返り意見交換を行う。そして、モヤモヤを乗り越えるために相談支援専門員として、各地域に戻り何を実践していくかを話し合います。
⑥グループワーク round2 (11:40~12:10)
テーマ『続研修会から学んだこと~前のグループの意見を聞いて温故知新』
Round1でのグループを解散して、自主的に別なグループに移動してround1のグループで話し合った内容を報告しあい、気づいたことについて共有していきます。
⑦グループワークの共有と振り返り(12:10~12:30)
鼎談に参加された3名から各グループを回って気が付いたことについてコメントをいただきます。また、日本相談支援専門員協会代表理事からもコメントをいただきます。
参加対象者
相談支援関係者、行政関係者、障がい福祉事業関係者、保健・医療・療育・教育関係者、就労支援関係者、その他障がい者・児への支援に関心のある方々
参加定員
定員100名(定員になり次第受付を終了します)
参加費
(一日だけの参加の場合も同額)
各都道府県相談支援専門協会会員 日本相談支援専門員協会会員 5,000円
上記以外の方(非会員の方) 10,000円
但し、北海道の相談支援専門員の方で、北海道相談支援専門交流会の入会希望の方は年会費5000円を含みます
学生 3,000円
※なお,参加費については当日会場受付にてお支払いください。
参加申し込み
令和6年(2024年)9月30日(月)までに下記申し込みフォーム(googleフォーム)からお申し込みください。
※グループワークのため、所属、氏名、市町村を名簿にして配布しますのでご了承ください
主 催 北海道相談支援専門員交流会
後 援 北海道(予定) 札幌市(予定) NPO法人日本相談支援専門協会