地域情報
上田市4事業所による協働連携の取り組み
基幹相談支援センターの設置
あり(圏域設置)
⇒ 上小圏域基幹相談支援センター
地域生活支援拠点の設置
設置済み
(面的整備:圏域設置)
機能強化型指定事業所数 21 事業所
(うち協働連携 4事業体)
協働体制の経緯と構築までのプロセス
協働連携体:上田まちなか相談支援
小圏域ケアマネジメント連絡会(基幹相談支援センター主催による相談支援専門員・市町村・基幹による主にネットワーク構築や勉強会を目的とした連絡会)にて協働連携の話を聞き、小さな事業所が継続していくために必要な事業であることを確認しました。居宅の利用者たちを支える市街中心地を中心に活動する小規模な相談支援事業所が集まり、主任相談支援専門員が所属している事業所を中心に協議し合意形成を果たし、市より協働連携体として承認された。
(※基幹相談支援センターの動きとして、ムネマル相談支援センターと協働連携できそうな事業所の情報共有、機能強化型に必要な相談支援専門員の専任化の推進(せせらぎ)や独立した相談支援事業所への協働連携のアプローチ(momo et fuku)なども実施した。)
協働連携モデルや体制加算、地域生活支援拠点についての説明を受け、事業所間で検討・協議し合意形成を丁寧に行い、その結果として協働連携体制協定を締結した。
緊急時支援時のフローチャートや24時間対応当番等ルールを明確化し、事業所間で納得出来た状態で運営を開始。現状でも、協働体運営面では4者で必ず話し合うことを徹底している。
現在の協働体制のしくみ
- 体制
- 相談支援事業所momo et fuku 相談員① 常勤専従・1名(現任)
- ムネマル相談支援センター 相談員① 常勤専従・1名(主任)
- せせらぎ 相談員① 常勤専従・1名(初任)
- roji 相談員① 常勤専従・1名(初任)
機能強化型Ⅰ型
- 定例会議・研修
- 頻度:毎週火曜日9:30~
- 内容:運営会議、ケース検討や地域資源の情報共有等、対面及びZoomで実施。毎回1時間程度の会議。
- 研修:基幹主催(機能強化型GSV)人材育成専門部会主催(OJT:モニタリング検証)が毎月あり、各相談員が参加・事例提供をしていく。その他、協働体独自でケース検討を毎週実施している。
- 事業所間連携
- 4事業所のケース情報は共有されており、相談のしやすい体制が整備されている
- 行き詰まったケースを協働で検討し、フォロー的に支援を実施している
- 単独事業所ではコンプライアンス上必要な委員会(虐待防止委員会、感染症まん延防止委員会など)を、委員会の構成メンバーとして協力して設置している。
協働体制がうまくいった理由
- 「安心できる地域での日常生活の営みための相談支援体制の確立」をテーマに、LINE、zoom、グループメールを活用しながらのスムーズで即時的な情報交換を行うことができている。
- 地域の社会資源の情報の共有、研修で最新の知見を共有し合っている。
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効果・成果・課題
4者の相談支援専門員同士で週1回の定例会議を実施しています。地域の状況や支援の実際について意見交換を重ねることで、多角的な視点からケアプランを作成することが可能となりました。
このような意見交換を通じて、個別の困りごとを地域課題として捉える視点も育まれています。
相談支援担当者が一人でケースを抱え込まず、定期的に相談できる機会が確保されたことで、孤立感を覚えることなく業務にあたることができるようになりました。安心して相談や連絡が取り合える関係を構築することができました。
協働連携を継続していくための体制づくりが課題となっています。長期的に民主的な関係を維持していくことを目指し、積極的にOJTも一緒に実施していきたいと考えています。
地域へのメッセージ・今後の展望
私達は、制度だけでは解決できない社会制度の隙間に位置する福祉的困難に直面することがあります。協働連携によって、そうした個別の課題を見い出す視点を育て、ニーズを整理し、利用者を含む地域住民への働きかけを強化し、圏域の相談支援専門員がお互いを尊重しつつ、連携する力や発信力を育み、自らの障害福祉サービス事業の展開における個別の課題を地域課題へと育てていく仕組みを作っていきたいと考えています。

