開催主旨
障害のある人の地域生活の質の向上と障害者支援施設や精神科病院からの地域移行の促進のためには、地域の相談支援体制を整備・充実させていくことは重要な取り組みです。そして基幹相談支援センター及びその機能は地域の相談支援体制の要となるものです。
令和4年の障害者総合支援法の改正において、基幹相談支援センターは地域における相談支援体制整備の中核としての人材育成と地域づくりの機能が明確化され、その設置が市町村への努力義務化されました。同じく協議会についても個の課題から地域課題を見出して共有・協議することの重要性が再確認され、協議会関係者に対する守秘義務規定も設けられました。さらに、障害のある人の地域生活支援充実のための重要な取組として地域生活支援拠点等についても法の中に位置づけられ更なる整備の促進および拡充が求められています。
厚生労働省は、市町村によるこれらの整備や充実を促進するにあたり、各取組の機能と相互に関連性の理解を深めるための、都道府県を対象としたブロック会議、市町村を対象としたオンライン研修を令和6年度より実施しています。
基幹相談支援センターの必要性と協議会を活用した地域づくり及び地域生活支援拠点等の連動性について、基幹相談支援センター等に勤務する(主任)相談支援専門員が理解を深めることにより、こうした取り組みが一層強化されることを目的に本年度の研修を行います。
開催日程
令和8年1月21日(水) 10:45〜16:30
開催方式
各地での集合もしくは個人をオンラインで繋いでの講義及び演習
参加対象者
- 基幹相談支援センターにおいて協議会事務局業務などを担当している(主任)相談支援専門員
- 指定特定相談支援事業所等(障害者相談支援事業受託事業所を含む)に所属し、協議会の運営等を担っている(主任)相談支援専門員
- 協議会を担当している市町村職員
- 各種障害福祉サービス事業所に所属し、協議会の運営等を担っているサービス管理責任者等
参加定員
最大300回線
基幹相談支援センターでの集合もしくは個人による参加
申込(参加)単位
- 運営メンバーの集合による市町村(自立支援)協議会単位
- 各市区町村協議会事務局担当者の集合による都道府県もしくは政令指定都市単位
- 個人単位
参加費
| NSK会員 | NSK非会員/一般 |
|---|---|
| 5,000円/アカウント | 10,000円/アカウント |
| 参加者に非会員の方がいらっしゃっても、お申し込みの代表者がNSKの会員の場合は、 会員料金(5,000円)となります。 一部の講義のみ、演習のみの参加の場合も参加費は同額となります。 | |
申し込み方法
- 下記フォームよりお申し込みください。
- 受付期間 12月1日〜2026年1月14日(水)まで
- 定員に達し次第、申込終了とさせて頂きますので、お早めにお申し込みください。
- 銀行振込を希望する場合は上記申込システムで対応していないため、下記のGoogleフォームよりお申し込み願います。※現在準備中のため今しばらくおまちください。
スケジュール
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 10:00〜 | 研修開始 挨拶 オリエンテーション |
| 10:10〜11:30 | 講義 「基幹相談支援センター・協議会・地域生活支援拠点等の連動性についての理解を深める」 ○テーマ 「相談支援活動と協議会の関係性」、「基幹相談支援センター設置が求められる意味」、「地域生活支援拠点等とは」を確認するとともに、これらの連動性について深く理解するための講義。 講師 大平 眞太郎 (滋賀県障害者自立支援協議会 事務局長 NSK副代表理事) |
| 11:30~11:40 休憩 | |
| 11:40~12:10 | ① 基幹相談支援センター等の整備・充実の実際についての報告 実践報告 「基幹相談支援センター等の整備および充実にかかる具体的な工夫」 ○ テーマ 基幹相談支援センター等の整備及び充実にかかる具体的な課題等について自治体担当者とその地域の基幹相談支援センター担当者からの報告により共有する。その上で基幹相談支援センター等の整備及び充実に向けた実践についてNSK理事より報告することで、各地域での取り組みについて考えるヒントを共有する。 報告者 徳島鳴門市障害福祉担当者、同基幹相談支援センター担当者 進行:川島 成太(名西郡障がい者基幹相談支援センター 管理者 NSK理事) |
| 12:10〜13:10 休憩 | |
| 13:10~14:50 | ②行政や地域をその気にするために実施している仕組みづくりやその工夫について報告 実践報告1 「基幹相談支援センターと拠点コーディネーターの協同について」 永田 拓(倉敷地域基幹相談支援センター 施設長・主任相談支援専門員 NSK理事) 実践報告2 「基幹相談支援センターと医療的ケアコーディネータ―の協同について」 島 優子(松坂市障がい児・者総合相談センターマーベル 管理者 NSK理事) 実践報告3 「現場の声を市や県に届ける相談支援体制整備アドバイザーの枠割について」 山口麻衣子(地域生活支援センターすみよし 主任相談支援専門員 NSK理事) 実践報告4 「基幹センター空白地域への相談支援体制整備アドバイザーの働きかけ」 村上美恵子(相談支援センター 若狭ねっと) 進行:川島 成太(名西郡障がい者基幹相談支援センター 管理者) |
| 14:50~15:00 休憩 | |
| 15:00~15:40 | ③参加者間での意見交換 ○ 講義・実践報告を受けて意見交換、報告者等への質問の整理 ○ 複数受講者が集合により受講している場合は任意でグループを形成して意見交換 ○ 単独でオンライン参加をしている受講者は、同様の受講者により4名程度グループに分かれて意見交換(ブレイクアウトルームを使用) |
| 15:40~16:30 | ④各地から報告者等への質問・意見交換内容の共有 ○ 各地での意見交換により整理された質問に報告者等が応答する ○ 各地で交換された意見の内容について全体で共有する ○ ③および④進行:濵口 直哉(地域支援センターあいあむ センター長 NSK理事) |
| 16:30 | 閉会 |
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